S10で780位を取った構築の内容をまとめます。
構築↓
構築経緯
DLCが来た13日まではドヒドディンルーを使っており、その時点でレート1800あったのだが、オーガポンが参戦したことでディンルーがかなり動かしにくくなったため軸を変えざるを得なくなり、サイクルベースの別の軸を探したところチオンジェンとドヒドイデの通称チオンドヒドがオーガポン相手に有利に立てそうだったので軸に据えた。
決定打に欠けるこの2体のアタッカー枠を考えたところ、ランドロスとドヒドイデの相性が良かったのでスカーフランドロスを採用し、このままだと相手の搦手に弱くなってしまうため適当に眼鏡サーフゴーも採用。
この構築@2で対戦してみたがあまり勝ち星を上げられず、理由を考えたところ①ランドロスのアタッカー採用はテラバースト前提であり、同じくテラスタルを切りがちなチオンジェンと被るので相性が悪い②ドヒドイデが簡単にカモられるので軸にするには不十分 だとわかった。
この2点を解消できるポケモンとしてアタッカー枠に新たにスカーフウーラオス、ドヒドイデの枠にはテツノドクガを採用した。水ラオスとチオンでサイクルを回す動きは相手の初手に置かれやすいパオジアンや岩&炎オーガポンに並びで安定するためこの2体を軸にした。
現状決まっている水ラオス、チオン、ドクガ、サフゴだと流行りの電磁波ハバカミに不利を取りがちであり、相手の飛行テラバーストカイリューもとてつもなく重いのでそれらを同時に解消できるジバコイルを採用した。
残す一枠は、サイクルを破壊してくるイーユイに対してあと投げからでも処理できるチョッキガブリアスを採用し構築が完成した。
個体紹介
水ウーラオス@拘りスカーフ
175-200(252+)-120-*-80-149(252)
テラス:水
水流連打 インファイト アイススピナー 蜻蛉返り
この構築の軸の一体。たまに裏に置くが基本的には初手に置く。相手の初手に置かれがちなパオジアンやオーガポン、飛行テラバカイリュー&ランドロスに対して蜻蛉返りから裏のチオンやらジバコやらに繋ぐ動きがかなり強かった。
最初は耐久にかなり寄せていたが、有象無象に対し、水流連打の乱数がAを削るとかなり変わってしまうことに気づき、妥協せずにガチ特化にした。素早さに関しては初手ミラーがガチでしょうもないので、できる限り後攻トンボを決めるために準速ランド抜きまでに抑えても良かったかもしれない。
選出率1位
チオンジェン@食べ残し
192(252)-*-167(252+)-105-155-90
テラス:妖
イカサマ ギガドレ 宿木 守る
最上位は知らないが、おそらく中位帯では全く警戒されていなかったであろうポケモン。物理に寄った環境であったためイカサマの通りが良く、3タテも珍しくなかった。炎ポンと飛行テラバ系にテラスを強要されるのはちょっとやりづらい点ではあった。とにかく物理相手にウーラオスのトンボからこいつを着地させる動きが強かった。
選出率2位
テツノドクガ@黒いヘドロ
187(252)-*-106(204)-160-130-150(52+)
テラス:毒
炎の舞 ヘドロウェーブ 吹き飛ばし 朝の日差し
チオンジェンの弱点の一部を補完できていたポケモン。チオンジェンの弱点である蜻蛉返り持ちと瞑想をしてくるハバタクカミ、大体の型のサーフゴー対して圧倒的に強く出ていける。
蜻蛉返り持ちのポケモンは主にランドロスでほぼ拘っていたため、チオンの守るで技を見た後安全に毒蛾の後投げで受けが成立した。また吹き飛ばしが偉く、エナジー髪を強引に流して2サイクル目でスカーフラオスで仕留める動きが強力だった。準速ラオス抜きまでSを伸ばしているので、インファイトにあと投げしつつヘドロウェーブで倒す芸当も可能。色々な面で偉かった。有利不利がはっきりしているポケモンはやっぱり扱いが面白いと思った。こいつ好き。
選出率3位
ジバコイル@オボンの実
177(252)-*-135-150-156(252+)-80
テラス:水
10万ボルト ラスターカノン テラバースト ボルトチェンジ
テツノドクガで補えない部分を補完できた存在。具体的には電磁波エアスラカイリュー、飛行テラバカイリュランド、電磁波祟り目ハバタクカミがドクガで見れなかったためその点を補完できていた。
初手のカイリューに対しては電磁波型だろうが飛行テラバ型だろうが一先ずラオスのトンボからジバコに繋ぎ、型を判別し、地震読みでチオンに素引きするか、突っ込むかボルチェンを打つか判断していた。
こいつとサフゴをわざわざ並べたのは初手の電磁波を少しでも牽制する為であり、採用してからは若干減った気はしている。
ドクガほどの汎用性はなかったため出すかどうかは細心の注意を払ったが、出した時はかなり活躍してくれたと思う。
選出率4位
ガブリアス@突撃チョッキ
185(12)-176(76+)-117(12)-*-126(164)-153(244)
テラス:鋼
おしゃぶり調整ポケモン
意図としてはHBがカイリューのノマシン高乱数2耐え、HDがメガネイーユイのオバヒ最高乱数切り2耐え、Sが準速イーユイと最速セグレイブ抜き、あまりA
チオンに対してあと投げされる主にイーユイを切り返すポケモン。ヒードラン、サーフゴー、ドクガ等にもあと投げから処理可能。フェアリーと氷が一貫はするが、チオンが苦手でかつスタンパにはいないようなポケモンをまとめて見れる偉いポケモン。噴煙や火炎放射で火傷だけはしないでほしいと願っていた。
選出率5位
サーフゴー@拘り眼鏡
191(228)-*-116(4)-156(20)-155(236+)-107(20)
ゴールドラッシュ シャドーボール トリック 自己再生
強いポケモン。昨季も使っていて使い慣れていたHD眼鏡サーフゴー。性格まで補正をかけて対特殊に特化させているのは自分以外似たことがない。後出しからツツミと髪をしょれるが今季はジバコイルを採用して対特殊の役割が被っていたので使うとしても型を変えるべきだったかもしれない。
C特化キラフロルの大地の力を2耐えするのでキラフロルがいる構築には必ず選出し、コノヨザルに対してもトリックで眼鏡を押し付ける動きがかなり強かった為必ず選出した。対面選出でウーラオスを出した際にハバタクカミに対する引先としても重宝した。こいつとチオンジェンの圧からか、ほぼキノガッサが出されなかった。
自己再生を持っているのでトリックをした後に体力管理ができたため、チオンドクガと合わせて受け回しの動きも取れたのがオシャレポイント。
選出率6位
選出
対コノヨザル、キラフロル:サーフゴー+ジバコイル以外の4体から2体
重かったポケモン
ドオー:まじで重い。毒枠のやつは大体ドクガの後投げでなんとかしていたがこいつはまじで不愉快。天然か貯水か見分けがつかないのも不愉快。
ゴリランダー+ガポン:なんかいつもやられていた。この2体の技範囲が広すぎる。
イーユイ+ランドロス:ガブが刺さらない
火ロトム:鬼火打ってくるからガブが刺しにくい。特殊受けのジバコサフゴも死ぬ
感想タイム
がっつり1シーズン潜ったのはS5以来4ヶ月ぶりで、DLCでポリゴン系統が登場すると踏んでの今季の復帰だったのですが、残念ながら愛するポリゴンゼットのパルデア入国は叶いませんでした。でも対戦は好きなのでとりあえず頑張って上を目指そうと思いなんとかS2以来2回目の3桁順位を取ることができました。剣盾の時も含めて自己最高順位をとれてよかったです。
SVから対戦を始めた人がバンバンレート2000を取り始めている中、一応剣盾とBDSPでも対戦をしていた自分が未だ三桁の上澄みに入っただけで喜んでいていいのかと、実はちょっと複雑な心境なのですが、それでも少しづつ強くなっているとは思っているので今は素直に結果に喜びつつさらに上を目指して頑張っていこうと思います。